次年度 理 事 長 所 信

新世紀からのルネッサンス

〜心のバリアフリーが誇りあるふるさとを復興する〜

2001年度 理事長 予定者

遠 藤 利 裕

 

21世紀の扉が開かれ、新世紀が夢物語から現実のものとして歩み出しました。

目の前には、「新世紀に生きる喜びや希望」と同時に「自信を持てない、誇りを持てない、

自己のアイデンティティさえ失いかけている不安」が広がり、厳しい試練の幕開けとなりました。

戦後、奇跡的な成長を遂げた我が国は、いま、政治、経済、教育、環境などあらゆる分野で

解決しなければならない多くの問題を抱え、大きな転換期を迎えています。

一方では、情報化社会が急速に進展し、このIT革命は産業構造の変化を生むだけでなく、

情報が世界中を縦横無尽に駆け巡る社会の到来は、人々のライフスタイルにも大きな変化をもたらそうとしています。

この混迷した21世紀の最初の年、私たちに出来ることはいったい何でしょうか。

大きな変革期にある社会を真剣に見据え、悲観するだけでなく前向きに取り組むことが、

JCスピリッツの真骨頂であるはずです。 そして、情報が簡単に世界中を駆け巡る時代だからこそ、

私たちの組織や地域は確固たるアイデンティティを持ち、その存在意義を問い直して再構築の足がかりとしなければならないのです。

私たちは、一市民の視点で、地域に根ざした、日常の生活においても信頼されるような、たのもしい組織づくりを目指します。

JCの時間だけとりくむのではなく、地域間や団体間の垣根を越えた、日頃の対話や交流を大切にしましょう。

また、世の中が自己中心主義になりすぎ、学校や家庭が崩壊してしまうと、自分自身も地域も不幸になってしまうことは明らかです。

私たちは、自分達に都合のよいことだけを選ぶのではなく、いま大切なことは何かを問うようにします。

そこには、大きな困難や試練が待ち受けているかもしれませんが、地域社会と運命共同体である青年会議所の一員として、

地域の未来のため、子ども達の未来のため、そしてメンバー自身の未来のために、いま大切なことをみんなで考え、

誇りのもてるふるさとをつくりましょう。 次世代を担う子ども達に、甘木朝倉の伝統や美しさをきちんと伝え、

先人達が持っていたふるさとへの誇り・郷土愛をもう一度復興させて、教えていくことがもっとも大切なことだと思います。

必ず、誇りあるニッポンの担い手として成長していくと信じます。

JCの伝統は、「変革の継続」からしか生まれてこないのです。

新世紀からのルネッサンス ―― この復興は、新たな伝統の第一歩です。

 

基 本 方 針

1.元気あふれる楽しいJCづくり

例会・委員会に積極的に出席することで、個人のレベルアップと友情を深め、

楽しく、ためになるJCの中から、いま大切なことや自分に出来ることを発見 していこう。

2.たのもしい組織づくり

地域社会と運命共同体である青年会議所は、一市民としての視点に立ち市民 の中のJCとして、

地域に根ざし理解と共感を得られる活動を通して、地域と 共に成長していくことが原点です。

私たちの存在意義を再考しながら、自己修練や活動に汗を流すことで、たの もしく頼りになるJCを目指そう。

3.誇りのもてるふるさとづくり

誇りある地域づくりに取り組むことで、誇りあるニッポン復興へ向けての意 識改革を行ない、

また地域や子ども達の未来のために、絶え間ない「変革の 継続」から、強くて優しい甘木朝倉の伝統を創っていこう。

 

戻る

cyber-fureai 2000

2000 9/1 up date