《決勝戦》 久留米vs甘朝
【Cグランド◇14:00◇観衆46,315人◇】
甘 朝 0 0 2 1 0
久留米 0 0 0 0 0 80分時間切れ
勝利投手 立石 敗戦投手 背番号16番
本塁打 田代 藤木
〈甘朝−久留米〉 序盤は立石、16番の投げ合い。中盤3連投の16番に疲れが見え始めたところをやまびこ打線が捉えた。甘朝は堅守で守りきりエース立石も気迫の完封勝利、ブロック2連覇を成し遂げた。 |
いよいよ決勝戦、1年間の想いが爆発した |
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■は、入った
決勝戦1塁の守備についたのは中野選手。1邪飛を処理した中野選手はノリノリで元気いっぱいにプレー。1塁を襲う強烈なゴロも差し出したミットに入ってきた、当然のように装うその顔は興奮で右頬が痙攣していた。
いい気持ちで帰路につくはずが運転席の後ろにはしゃーしー平位が鎮座していた。“だまちょって”という中野はファインプレーのいい気持ちも何処えやら。イライラしながら家路につく羽目に、この日1番の災難だった。 |
■福本不振
この日3度の打席はすべて三振。キャンプ開始に最高潮にもってきた調子は事業が近づくにつれ下降線を描いてる。彼の頭は試合中もまちづくり事業や首長訪問が渦巻いていたのか。雪辱を誓う福本選手の車にはブロック大会が終わった今もスパイクがつんである。夜な夜な安の里公園から聞こえてくる“ドンドン”という音はタイヤを叩くバットの音か、それとも当然のように運転手としてこき使う今村人形に釘を刺す木槌の音か・・・夏の夜の怪である。 |
■えっ、あの憲治が頭脳プレー
1回戦4回の攻撃、佐藤選手はヒットで出塁すると3塁ランナー西村選手の足を信じ賭けに出た。偉そうに理事長を呼びつけると西村に伝令を頼んだ。投手が投球モーションに入ると2塁目指して走り出した。慌てた捕手はセカンドへ送球、次の瞬間西村がホームを駆け抜けた。リレードスチール成功で反撃ののろしを上げ逆転劇を演出した。賢いのか人間がずるいのかわからないがとにかく冴えたプレーだった。やるね憲治。さすがペットショプボーイズ! |
■ちょとだけ褒めとくか
第1試合で屈辱の交代をした平位にチャンスが巡ってきた。決勝戦で途中からライトの守備についた。5回最後の守りで低いライトライナーをグラブをいっぱいに差し出しアウトにした。一言だけ言っておく、あれでは単なるライトフライ。前転せんか、前転を。ファインプレーに見えるぞ、ってセカンドの人が言ってたよ。意味無い前転を・・・。 |
■三遊間破るクリーンヒット
1試合目と3試合目に登場した二又選手は3打数2安打。この日は泣き叫ぶ子供の声も気にすることなく試合に集中できたのだろう。1試合目はショートとレフトの間に落ちるラッキーなテキサスヒット。3試合目の2打席目には好投16番から三遊間を綺麗に破るクリーンヒットを放ち
勝利に貢献した。 |
■大車輪の活躍3戦登板
昨年のMVP男立石が3戦連続の登板で優勝に大きく貢献した。1・2試合目は先発裕士のケツぬぐい。センターから裕士を鼓舞する声援を送り続けたがピンチになるたび青色吐息の裕士は傷口を広げ真のエースの登板を仰いだ。立石は3戦目は先発。投球練習を見た久留米はこれで戦意喪失、貫禄の完封勝利だった。試合後は使えない次男に代わり仕事へと急いでいた。おみごとっ! |
■スポーツカメラマン活躍
野球部員でありながら拡大広報委員会メンバーの藤島選手はカメラマンに徹し活躍、開会式から取り捲り。夢中になるとカメラ片手に何処にでも行った。球団広報の唯一の不満は被写体が汗臭い男ばかり、ミス卑弥呼バリの女の子が居なく寂しそうだった。しかし祝勝会に現れた黒岩OBから意外な誘いが彼を万遍の笑みにしてくれた。なんと合コンの話が!。彼は藤田・田代に続き髪を茶色にすることを検討中。 |
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■とんだ!前に。
試合終了と同時に選手がベンチを飛び出し今村球団オーナーを囲んだ。夢にまで見た胴上げ。最近太り気味の今村オーナーは宙には上がらなかった・・・。この日は3打席バッターボックスに。3打数無安打に終わったものの3打席目にはサードゴロ。やっと前にとんだのだ。
これは裕士が全委員会パーフェクト出席するぐらいすごいことである。この日は結果が残せなかったが球団オーナーとして優勝を成し遂げ満足のいく1日だったに違いない。
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