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2005.07.18




    vol.9
海の日決戦3連勝!2連覇達成!!    福岡ブロックNO,1 !!!
【筑後川総合運動公園野球場◇18日◇=AAJC番記者】青空に今村球団オーナーが舞い球場は拍手が巻き起こる、選手の笑顔がはじけ興奮はさめることがなかった。福岡ブロック野球大会はAAJC Banditsが3連勝し2年連続で優勝を飾った。気温37.8の中3戦連続で戦い抜いた選手は疲労困憊も、その顔には充実感が漂っていた。大会MVPは甘木・朝倉JC田代プレーイングマネージャ、敢闘賞は久留米JC16番左腕が獲得した。
いざ決戦の地へ、平位は競馬に夢中
この顔が2時間後には真っ青になろうとは
アップする2本柱 S:どォ、勝也君俺のフォーク。 T:球がお辞儀してるだけですよ。
開会式でのブロ長挨拶 決戦を目前に控え気持ちも高ぶる開会式
さて問題です。始球式をおこなった松藤ブロ長はストライク?orボール? この日の気温はグランドレベルで40度か。
3試合消化は相当きつかった。
井手事務局長・久保総務広報委員長はブロック役員として。朝早くからご苦労様です。 多喜夫は・・・。
山びこ打線爆発、奇跡的逆転勝利!
《第1試合》 甘朝vs宗像
【Cグランド◇09:40◇観衆38,409人◇】

宗 像 3 3 0 0 0
甘 朝 1 0 0 5 2X  80分時間切れ

勝利投手 立石  敗戦投手 戸波

本塁打 田代 藤木

〈宗像−甘朝〉 宗像は序盤6点とるも4回に
大量5点を挙げた甘朝が勢いに乗り5回にも2点を追加、80分経過し試合規定によりそのまま試合終了。
■先発佐藤の悪い癖が顔を出した。毎回の藤木のエラーは計算済みのはずなのに・・・。ランナーを出すとノミの心臓が一層高鳴り腕が触れない。球を置きにいったところを強振された。しかもこの日は計算外の平位選手まで足を引っ張り序盤で6失点。ガックリ肩を落としマウンドを降りた。2番手立石が後を受け3回4回と無失点に抑えるとそれまで散発に終わっていた打線もつながり藤木選手の2ランで同点に追いつきチームも息を吹き返した。最終回には2点を追加し17年ぶりにB大会に出場した宗像に逆転勝利した。
■平位屈辱の2回交代
競馬新聞を読んでいた顔からは想像もつかない落胆振りだった。レフトで先発した平位は2回で3度の落球。いずれも落下地点に到達していたもののグランドで一人万歳三唱。打席が回ってくる前に交代を告げられ汚名返上するまもなくグランドをあとにした。試合後“藤木さん負けなくて良かったですね、俺たち”と語りかけてきたが彼は2ランを打って汚名は返上したのである。祝勝会でも“勝ってよかったですね、俺たち”と言ってきたが、やっぱり彼は2ランを打って汚名は返上したのである。
■藤田選手ドキドキ
監督の怒りにふれベンチに下がった平位に代わりレフトに指名されたのは藤田選手。普通は喜んで守備につくが“何で俺がっ”。確かに場面が場面である。また平位みたいにエラーしたら・・・田代監督の眉間にしわが。結果守備機会はやってこなかったが、最後のシーズンをおもいっきり満喫していた。唯一の打席は三振に終わったが地区大会進出でリベンジの機会を得、最後の打席にJC生活のすべてをぶつける。きっと爆発するだろう・・・いつものように深酒さえしなければ。
■先発佐藤KO
お久しぶりです、ヒロシです。
ヒロシです。いい加減にしてください。
ヒロシです。立ち上がり不安なのに一層不安       におとしいれられるとです。
       そう、あいつ・・・藤木です。
ヒロシです。先輩だからって許せんとです。
ヒロシです。何ですかあの守備。あきれます
ヒロシです。トスしたボールも取れんとです。
       2メーターの近さからですよ、2メ       ーター。
ヒロシです。1試合に4エラー。考えられんと       です。
ヒロシです。でも感謝してるとです。敗戦投        手にならずに済みました。藤木さ       んの2ランホームランで、そう、藤       木さんの2ランホームランで・・。
ヒロシです、ヒロシです、ヒロシです・・・。
■鶴田団長から鶴田コーチへ転身
タイムを取る機会を窺っていた、なかなかタイミングがつかめない。そんなコーチがマウンドに歩み寄るとピンチに陥ったナインに笑顔が戻り自信が甦った。コーチ業を全うした、不思議な男である。この日の鶴田応援団長の小脇にはナイキの箱が。朝からビール2本空けてるのになんとユニフォームに着替えだしたこの男はピカピカのスパイクを履いてやる気満々。尾花投手コーチなみにソックスをあげユニフォーム姿はチーム1キマっていたが・・・。ノックになると一変。ボールに飛びつき肘を擦りむき、右ひざ前十字じん帯でゴロを捌き、挙句の果てには喉に打球を当て“ドスッ”という鈍い音とともにグランドに倒れこんでいた。この日のビール消費量は10本、昼間のビールはさすがに効いたか代打で出場も三振に倒れた。空を見上げた横顔はなぜか充実感いっぱいの笑顔だった。
エース佐藤は2試合に先発
ピンチの時の目線の先にはいつも勝也が・・
C:“こいつは強打者だ。気をつけろ!”って言   葉が確か聞こえたような・・・。
2本柱完封リレーで熱戦制す!!
《第2試合》 甘朝vs大牟田
【Dグランド◇11:15◇観衆36,597人◇】

大牟田 0 0 0 0 0
甘朝   0 2 0 3 0  80分時間切れ

勝利投手 立石  敗戦投手 背番号8


〈大牟田−甘朝〉 大牟田は速球派の背番号8を擁し力でねじ伏せに来たが1回戦突破で波に乗る甘朝はそつのない攻めで確実にチャンスをものにし得点。投げては先発佐藤裕、クローザー立石の見事な完封リレーで逃げ切った。
昨年度MVPの立石は今年もチームの要
ノミ心裕士の頼れる抑え
2回戦は暑さとの戦い。飲料水もそこをつく。 ■ルーキー大活躍
久留米球場での入団テストに合格した西村選手はライトで先発出場。公式戦初出場にもかかわらずヒット量産、得点に絡む活躍を見せ勝利に大きく貢献した。チーム唯一の貴重な左打者はその恵まれた体からしなやかにバットを振ると打ち出の小槌並みに安打を生み出す。打ち出の小槌といえば・・・・、祝勝会に駆けつけてくれた黒岩OBはチームの勝利に大感激。藤島選手とかみ合わないトークを連発し喜びを分かち合った。帰り際打ち出の小槌を振りチームに1万円の祝い金!黒岩OBアーザスっ!感謝。
■熱烈応援団
遠い遠い大川での開催にもかかわらず豊原ファミリー、井上ファミリーが応援に駆けつけた。マグアイヤーなみの豊原副理事長は家族でほのぼの応援。世界会議でコクられた通訳君が見たら悲しむ光景だったろう。一方リベンジを誓っていた井上ファミリーのドン慶之進は宿敵稲葉OBが居なく拍子抜けしたか元気がなかった。またこの日も陰の監督福本Jrはベンチにドカリと腰を下ろし一睨み。公式戦グランドスラムのJrは鹿児島にも応援に駆けつける。
■内野で初先発
今まで外野手として登録されていた慶一郎がこの日ショートで初先発。華麗な守備で身体能力の高さを見せ付けた。打っても切り込み隊長として活躍し、不動の1番を印象付けた。しかしこの男遅刻の常習犯。この日も家を出たのは集合時間30分前。地図も持たずにどこに行くのかもわからない。印刷屋ならパソコンでも使えばいいのに・・・。
祝勝会では天敵黒岩OBに責められまくり。
黒岩OBを制圧したとき真の切り込み隊長に生まれ変わる。
全選手出場で掴んだ地区切符!    さあ、次は九州制覇だ!
《決勝戦》 久留米vs甘朝
【Cグランド◇14:00◇観衆46,315人◇】

甘  朝 0 0 2 1 0
久留米 0 0 0 0 0  80分時間切れ

勝利投手 立石  敗戦投手 背番号16番

本塁打 田代 藤木

〈甘朝−久留米〉 序盤は立石、16番の投げ合い。中盤3連投の16番に疲れが見え始めたところをやまびこ打線が捉えた。甘朝は堅守で守りきりエース立石も気迫の完封勝利、ブロック2連覇を成し遂げた。
いよいよ決勝戦、1年間の想いが爆発した
■は、入った
決勝戦1塁の守備についたのは中野選手。1邪飛を処理した中野選手はノリノリで元気いっぱいにプレー。1塁を襲う強烈なゴロも差し出したミットに入ってきた、当然のように装うその顔は興奮で右頬が痙攣していた。
いい気持ちで帰路につくはずが運転席の後ろにはしゃーしー平位が鎮座していた。“だまちょって”という中野はファインプレーのいい気持ちも何処えやら。イライラしながら家路につく羽目に、この日1番の災難だった。
■福本不振
この日3度の打席はすべて三振。キャンプ開始に最高潮にもってきた調子は事業が近づくにつれ下降線を描いてる。彼の頭は試合中もまちづくり事業や首長訪問が渦巻いていたのか。雪辱を誓う福本選手の車にはブロック大会が終わった今もスパイクがつんである。夜な夜な安の里公園から聞こえてくる“ドンドン”という音はタイヤを叩くバットの音か、それとも当然のように運転手としてこき使う今村人形に釘を刺す木槌の音か・・・夏の夜の怪である。
■えっ、あの憲治が頭脳プレー
1回戦4回の攻撃、佐藤選手はヒットで出塁すると3塁ランナー西村選手の足を信じ賭けに出た。偉そうに理事長を呼びつけると西村に伝令を頼んだ。投手が投球モーションに入ると2塁目指して走り出した。慌てた捕手はセカンドへ送球、次の瞬間西村がホームを駆け抜けた。リレードスチール成功で反撃ののろしを上げ逆転劇を演出した。賢いのか人間がずるいのかわからないがとにかく冴えたプレーだった。やるね憲治。さすがペットショプボーイズ!
■ちょとだけ褒めとくか
第1試合で屈辱の交代をした平位にチャンスが巡ってきた。決勝戦で途中からライトの守備についた。5回最後の守りで低いライトライナーをグラブをいっぱいに差し出しアウトにした。一言だけ言っておく、あれでは単なるライトフライ。前転せんか、前転を。ファインプレーに見えるぞ、ってセカンドの人が言ってたよ。意味無い前転を・・・。
■三遊間破るクリーンヒット
1試合目と3試合目に登場した二又選手は3打数2安打。この日は泣き叫ぶ子供の声も気にすることなく試合に集中できたのだろう。1試合目はショートとレフトの間に落ちるラッキーなテキサスヒット。3試合目の2打席目には好投16番から三遊間を綺麗に破るクリーンヒットを放ち
勝利に貢献した。
■大車輪の活躍3戦登板
昨年のMVP男立石が3戦連続の登板で優勝に大きく貢献した。1・2試合目は先発裕士のケツぬぐい。センターから裕士を鼓舞する声援を送り続けたがピンチになるたび青色吐息の裕士は傷口を広げ真のエースの登板を仰いだ。立石は3戦目は先発。投球練習を見た久留米はこれで戦意喪失、貫禄の完封勝利だった。試合後は使えない次男に代わり仕事へと急いでいた。おみごとっ!
■スポーツカメラマン活躍
野球部員でありながら拡大広報委員会メンバーの藤島選手はカメラマンに徹し活躍、開会式から取り捲り。夢中になるとカメラ片手に何処にでも行った。球団広報の唯一の不満は被写体が汗臭い男ばかり、ミス卑弥呼バリの女の子が居なく寂しそうだった。しかし祝勝会に現れた黒岩OBから意外な誘いが彼を万遍の笑みにしてくれた。なんと合コンの話が!。彼は藤田・田代に続き髪を茶色にすることを検討中。
■とんだ!前に。
試合終了と同時に選手がベンチを飛び出し今村球団オーナーを囲んだ。夢にまで見た胴上げ。最近太り気味の今村オーナーは宙には上がらなかった・・・。この日は3打席バッターボックスに。3打数無安打に終わったものの3打席目にはサードゴロ。やっと前にとんだのだ。
これは裕士が全委員会パーフェクト出席するぐらいすごいことである。この日は結果が残せなかったが球団オーナーとして優勝を成し遂げ満足のいく1日だったに違いない。
■MVP獲得・田代監督
“MVPは甘木朝倉JC田代選手”アナウンサーがそういうと“ヨッシャー”と奇声を発し体いっぱいに喜びを表現した。当然の結果だった。バットではヒットを量産、守っては本塁から選手を鼓舞し続け、佐藤・立石両投手の持ち味を引き出した。楯を手にし写真に納まる笑顔は愛娘にしか見せたことのないような表情。決してLOMでは見せない顔だった。しかしこの男もMVPは今年限りか。卑弥呼の湯で見せた体は日頃の不摂生がたたり腰の横には3層に分かれた肉の塊があった。来年に向けてダイエットの日が今始まった。
2年連続甘朝からMVPを獲得した
声援を送ってくれたファンへ感謝の挨拶 閉会式の一こま
■松藤ブロ長感無量
閉会式では松藤ブロ長から今村理事長へ賞状の授与がおこなわれた。出身LOMへの授与は感慨深いものがあったようだ。自身は1試合目と2試合目に出場し貢献。またまたユニフォームを着る機会が伸び最後のシーズンを満喫中。鹿児島大会へも一人で行かずにすみ一安心。
祝勝会は大いに盛り上がった この日のコーチぶりに一人納得の鶴田コーチ
稲葉OBも駆けつけ祝い金を送った。感謝。 ■さあ、地区大会
地区大会決戦の地は鹿児島。8月20日21日の2日間にわたりおこなわれる。開催まで1ヶ月球団は練習日程を調整中。また宿泊先、応援ツアーも検討中で後日発表される。
皆さん再びAAJC Banditsの応援をよろしくお願いします。